これからの時代の

大学と社会の共創を

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武蔵野美術大学1/M(イチエム)は、多様で多彩な本学の取り組みや教育・研究成果を伝え、
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EVENT

【lecture+workshop】第1回{ SMART < ( ? ) }を、考えよう。研究会 with ラナエクストラクティブ

<Dラウンジ プロジェクト>
{ SMART < ( ? ) }を、考えよう。研究会
with ラナエクストラクティブ
企画イベント

デザイン・ラウンジとラナエクストラクティブが主催する、
smartより重要なのものはなにかを探求する講座第1弾!

デジタルデバイスの新しい使用方法の可能性と重要性を探ることを目的としたワークショップです。
さまざまな最新デバイスや現代社会の新しい仕組みに再度スポットをあてながら、「知っている」「使っている」というだけの効率的な“スマートデザイン”の次の時代に必要なものを考えます。問題を整理し、具体的なイメージを生み出すことで、インタラクティブな発想を取り入れた企画フローの構築とおよびブランディングの方法論を身につけることを目的とします。

スマートフォン、タブレット、デジタルサイネージ。生活におけるあらゆるシーンでインタラクティブが入り込んでいる現状を考えると、これらのデジタル端末を使いこなせるようになることは必須とも言える時代になってきています。ただし、それらの「機能を使える」ことだけが目的となってはいないでしょうか。

「会話」はそれだけでは単なる情報伝達になってしまうため、ジョークという文化が生まれました。「食事」はそれだけでは単なるカロリー接収のため、料理という食を楽しむ発想が広がりました。これらは、人間が生きるために必ず必要というわけではありません。しかし、そういう発想があるからこそ、人は日々の生活に味わいを感じるのだと思います。このワークショップでは、人の行動パターンを応用したブランディングの企画・デザインを得意とするラナエクストラクティブのメンバーによる各職種ごとの視点を毎回プラスαとして交えながら、毎回さまざまな視点のアプローチ方法を考えていきます。

第1回の本プロジェクトイベントに関しては、現大学生に限定をしてワークショップを行います。スマート以上に重要なもののアイデアをどのように生み出していくのか、そしてシーンのインタラクティブ性をどのように感じ取るのか、に期待をしています。第2回以降に関しては、受講対象者に変更の可能性があります。

日時:
第1回 2013年5月29日(水)19:00-21:00

会場:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階

講師:
太田伸志(株式会社ラナエクストラクティブ 取締役/クリエイティブディレクター)

第1回のプラスα視点:
渡辺英暁(株式会社ラナエクストラクティブ プロデューサー)

受講料:
無料

受講対象者:
現役大学生20名(美大生以外も歓迎!)

主催:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ/株式会社ラナエクストラクティブ

<講師プロフィール>
太田伸志
株式会社ラナエクストラクティブ 取締役/クリエイティブディレクター
1977年宮城県生まれ。
インタラクティブプランニングをより重視すべく、株式会社ラナエクストラクティブを設立。
g.u.、SONY、LOUISVUITTON などの企業ブランディングを目的としたコンテンツ企画から、
東京国立博物館、国立西洋美術館、豊田市美術館などの展覧会PRまで、
インタラクティブを中心に据えたプロモーション開発において幅広い実績を持つ。

<第1回のプラスα視点>
渡辺英暁
株式会社ラナエクストラクティブ プロデューサー
1980年東京都生まれ。
ファッションを中心としたメーカー/流通/小売のブランディングから広告宣伝を数多く担当し、
メディアに捕われず4マス+インタラクティブ+イベントまでを総合的にプロデュースする。
また、デジタルサイネージを主とした新規メディア開発や、プライベートブランド開発など、
企業と協業してのビジネスディベロップメントを行う。

【Archive】


今回のタイトルの読み方は、「スマート’よりも’を考えよう研究会」である。
「スマート」とは、洗練された立ち振る舞い・機的状況に遭遇したときに、きびきび動けるか・・
厳しい環境に対応する為に「スマートさ」が、必要である。
生き抜くために、マイナスの状態からゼロに戻す。
しかし日常生活を生きていくだけのゼロの状態では物足りない。
人間は、そこから更に、のプラスを求めてしまう生き物である。
プラス何かを入れることで、より良い生活ができるんじゃないか。
それがスマート「よりも」の考え方である。


スマートフォンは情報を検索する装置だが、
使い方や状況によって、「父の威厳を保つ装置」や「粋を演出する装置」や「夫婦円満」を産み出す装置にもなる。
元々の機能のままでも、使い方や発想によって新しい価値や可能性が見出せる。
閃きが大事。

ワークショップ開始。
今回は、「旅」をテーマに行った。

<ステップ1 思いつき>

KJ法を使って、テーマから連想するキーワードをまとめていき、1つの文章を作る。
そして、グループワークがスタート。

<ステップ2 マイナスのシーンの洗い出し>
旅をする中で、イライラする場面を考えてみる。
どこで、誰が、何に、イライラするのか。
マイナスの状況を見つける。

<ステップ3 ポジティブな変化を考える>
考え付いたネガティブな状況も、スマートフォンを使う事でポジティブに解消できないか。
マイナスな状況がプラスになるまでを、イラストと共に一枚の紙にまとめる。
グループ毎に提出したものをスキャナーで読み取り、プロジェクターで投影する。
各グループ、ユニークな案が多数出た。

<会社情報>
株式会社ラナエクストラクティブ
http://www.ranaextractive.com
主な事業目的:インタラクティブ広告を中心に据えたクリエイティブエージェンシー業務およびそれに付随するWeb、印刷物、映像、音楽の制作、プロデュース業務
主な受賞歴:文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品、東京インタラクティブ・アド・アワード、グッドデザイン賞など。

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