【Lecture+Workshop】①アートで届けるプレゼント:【大学生限定】『キャラクターデザイン論 プリンに醤油をかけろ!』
『白猫プロジェクト』創設デザイナーによる
デザイン力を引き出すための講座
プロデザイナーの表現の極意とは?
コンセプト設計がデザインに与える影響とは?
作品のレベルを数段上げるデザインとは?
作品を印象づけるデザインとは?
レクチャーとワークショップを通して、プロのデザインを体感する講座。
2014年に開催し好評をいただいた講座をバージョンアップして開催します!
【大学生限定】『キャラクターデザイン論 プリンに醤油をかけろ!』
人の心を掴むキャラクターのコンセプト設計・デザインについてのレクチャー&ワークショップ。
このワークショップで、想像の枠を広げよう!
メイン講師:多摩美術大学油画専攻出身2Dデザイナー
日時:
2015年 6月26日(金)18:00-19:30
会場:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
受講料:
無料
定員:
35名(申込・先着順)*定員を追加しました。
主催:
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ / 株式会社コロプラ
【Archive】
<Agenda>
・白猫プロジェクトのキャラクターデザイン論
・プリンに醤油をかけろ!とは?
・ワークショップ(1時間)
制作(40分)
講評(20分)
・質疑応答
●白猫プロジェクトのキャラクターデザイン論
・白猫プロジェクトとは?
→アクションゲームである
→ぷにコンというUIデザインを搭載している
「ゲームのために絵を作る」
極論、守るべきルールはこれだけなのである。
初期コンセプトとして、“スマートフォン縦持ち”で“操作が簡単”なアクションゲームを作るということだったので、このコンセプトに合わせてキャラクターデザインを考える。
“スマートフォン縦持ち” → 静止した状態のキャラクター(2D)と実際に動くキャラクター(3D)の頭身を変える
“操作が簡単” → キャラクターを特徴付けるパーツやシルエットが明瞭でわかりやすい
“スマートフォンのアクションゲーム”のキャラ作りであることを加味すると、上記の2項目に加えて「技」と「印象」が関連付けられていること、また、あらゆるタイプのキャラクターが続々登場することを考えると、作家性を出しすぎないこと(=誰でも理解可能な範囲内での幅の広さ)が重要である。
キャラクターデザインとは、ゲームのための世界観と方向性の提案なのである。
白猫プロジェクトのキャラクター → プリン(=誰でも好きなもの)
●プリンに醤油をかけろ!とは?
・商品の価値をさらに高めるには?
→おいしいプリンを提供する
→いろいろなプリンを提供する
→新しいプリンを提供する
→プリン以外も提供する
王道主人公と呼ばれるキャラクターは、いわばプリンそのままのキャラクターであり、主人公であるという個性以外に特徴は無い。
ex)
ヒロインキャラクターを作る
a. プリン=お嬢様 + 醤油=生クリーム → 王道ヒロイン
b. プリン=シスター + 醤油=悪魔 → ダークヒロイン
キャラクターデザインとは、キャラクター調理法の一つであり、ここを工夫するのがデザイナーの役割である。
・デザインに必要なもの
→ユーザーの誰もが望む「王道」を届ける
→ユーザーが想像していない「新しい」を届ける
●ワークショップ
「キャラクターのコンセプトを作る」
・モチーフ、コンセプトを明確にしてからデザインする
・キャラと武器をセットでデザインする
・モチーフと武器の組み合わせは自由である
HINT
コンセプト:ヒロイン
モチーフ:夏
武器:剣 or 杖
ポイントは、絵の上手さよりもプレゼン(伝達する)を重点においてデザインすること。
<まとめ>
キャラクターデザインは、絵単体で成り立つものではなく、「ゲーム」を作り上げるための大切な材料の一つである。ユーザーが望むもの、あるいはユーザーにとって新しいものをお届けする、という意識を持って制作することが重要なのである。