【workshop】第3回なぜならワークショップ with ラナエクストラクティブ×博報堂
デザイン・ラウンジとラナエクストラクティブが主催するワークショップシリーズ!
考えていることを、わかりやすく相手に伝えてみよう!
身につくスキル:
・多人数相手に伝える能力
・プレゼン環境を整える能力
・自分らしさに気付く能力
他人への説明が上手な人と、下手な人の差とはいったいなんなのか。
原因を理解することで、的確に改善していくことが出来るチャンスがあります。
「友達も持っているから」という理由でゲーム機を買ってほしいとねだるこどもがいる一方、
「いつでも英単語を覚えられるから」と、メリットを明確に伝えるこどももいます。
プレゼンテーションとは、仕事で企画を通したり、大学でレポートを報告するだけではなく、
毎日の生活の中で、年齢に関係なく必須の能力なのかもしれません。
このワークショップでは、人の行動パターンを応用したブランディングの企画・デザインを得意とする
ラナエクストラクティブの経験をふまえ、プレゼンテーションの準備と手法について考えていきます。
日 時:2015年7月16日(木)19:00-21:00
登壇者:太田伸志(株式会社ラナエクストラクティブ 取締役CCO/プランナー)
ゲスト:滝口勇也(株式会社博報堂 クリエイティブファシリテーター)
受講料:無料
受講対象者:現役大学生35名(美大生以外も歓迎!)
会 場:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
主 催:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ/株式会社ラナエクストラクティブ
<会社情報>
株式会社ラナエクストラクティブ http://www.ranaextractive.com/
【 interactive inspiration 】 をテーマに掲げ、インタラクティブ広告を中心に据えた、
あらゆるクリエイティブ表現を生み出す、デジタル系クリエイティブ集団。
Web制作だけではなく、インタラクティブを中心に据えたイベントプロデュース、
グラフィック制作、グッズ開発、映像企画など、その領域は多岐にわたる。
株式会社ラナエクストラクティブ 取締役CCO/プランナー
武蔵野美術大学 非常勤講師
1977年宮城県生まれ。
インタラクティブプランニングをより重視すべく、株式会社ラナエクストラクティブを設立。
SONY、HONDA、LOUISVUITTON などの企業ブランディングを目的としたコンテンツ企画から、
東京国立博物館、国立西洋美術館、豊田市美術館などの展覧会PRまで幅広い実績を持つ。
最近では映像の脚本や、絵本・マンガ執筆など、フリースタイルな作家活動も。日本酒が好き。
受賞歴:文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品、グッドデザイン賞など
クリエイティブファシリテーター/シナリオプランナー/
クリエイティブディレクター/プロモーションプランナー
1979年生まれ。2003年博報堂入社
企業・事業・商品の存在価値を浮き彫りにし、世の中へ打ちだしていく役割を担う。
個人的なプロジェクトとして子どもの発想法のワーク・カードゲーム開発・
岳酒(山の名のついた酒)の探索を行っている。
受賞歴:Spikes Asia、Adfest、日本イベント大賞、イベントアワードなど
【Archive】
【ワークショップの趣旨】
目的:プレゼンテーションにおける手法・解説と、その効果について分析
ゴール:プレゼン力の向上
【ワークショップの流れ】
1.“プレゼン”とは何か
2.“プレゼン”の基本
3.“プレゼン”の応用
4.“プレゼン”の実践
5.“プレゼン”の意義
プレゼン=聴衆に対し情報を提示し、理解および納得を得る行為
【ワークショップ・1】
自分が「おでんの具」になりきって、自己紹介をする。
① 自分自身(おでん自身)の特徴を抽出して、ワークシートに書き出す。
② ①をもとに自己紹介する
プレゼンとは、自分が抽出した情報を相手に伝えるための手段。
プレゼンには2種類ある。
・伝達系プレゼン(=自分が抽出した情報を相手に伝えるためのプレゼン)
・共感系プレゼン(=自分の叶えたい希望を納得してもらうためのプレゼン)
実際に社会の現場で求められるプレゼンとは共感系プレゼンがほとんどであり、自分の気持ちを伝えることが目的なのではなく、相手の理解や納得を得ることが目的である。
この前提を考慮して、プレゼンをワークシートに作成する。
【ワークショップ・2】
おでん屋の大将として、ワークショップ・1で使用したおでんの具を売り込むプレゼンを考えよう!
<テクニック・1>
『メリットの抽出』
相手にとってのメリットを提示することで相手を説得する。
ただし、メリットの提示にはすぐにイメージできるものだけでなく、少し捻ったものを加えたりして、情報に緩急をつけることが重要である。
滝口 氏によるプレゼンのテクニック。
プレゼンテーションとは、宝の地図のようなもので、まだ物体として見えてこないが、宝の山があることを示す行為なのである。
<テクニック・2>
『「なぜなら」に「だったら」を加える。』
クライアントからリサーチやヒアリングなどで多くの情報を抽出する。
その上で、「だったら、こういうアイデアがありますよ」と提案することでプレゼンテーションの質を上げることができる。
また、ヒアリングはアイデアを考えるために重要な過程である。
なぜなら、「自分のことは自分ではわからない」からである。
共感を得るには、「なぜ」「どうして」「どんな」などの問答を繰り返すことで、相手も気づいていないような本質的な問題や目的を見つけ、そこからアイデアを引っ張り出すことが重要なのである。
<テクニック・3>
『提示する情報を入れ替える』
一通りあげたメリットをどのように提示するかだが、通常の文脈を逆に入れ替えることで、相手の興味を一気に引き込むことができる。
【ワークショップ・3】
実際に、プレゼンを行う。
①ヒアリング
②ヒアリングの情報から仮説をたてる
③「だったら◯◯が良いですよ」とアイデアを提示する
④「なぜなら◯◯だからです」とメリットを提示する
【まとめ】
・素材の本質を見抜き、そこから自分なりの視点から情報を抽出する
・情報が多い、あるいは煩雑なため、要素から分類する
・分類した情報を適切な形でまとめる
・最後に、まとめた情報を「入れ替える」
これらのテクニックに加え、感情をこめて伝えることが最も重要である。
<テクニック・4>
『Narrative=ストーリー性(自分の体験、感情、臨場感など)』