【event】展覧会「ポピュラー音楽の世紀」
プレスカンファレンス&レコード・コンサート
武蔵野美術大学 美術館・図書館では、2015年5月25日(月)から8月16日(日)までの期間に展覧会「ポピュラー音楽の世紀 ―中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム」を開催します。
19世紀後半に発明されたレコードがひろく普及した20世紀を「ポピュラー音楽の世紀」と捉え、当館が所蔵する中村とうようコレクションのSP、LPなどのレコード資料や世界各地の楽器、音楽関連書籍によってその時代を振り返ります。会期中には、多彩なゲストが登場し、さまざまな視点から「ポピュラー音楽の世紀」を語りあう関連企画を開催します。
展覧会に先駆けて、武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジにて本展覧会のプレスカンファレンスを実施します。本カンファレンスでは、本展企画を担当する音楽評論家の田中勝則氏と音楽評論家、ラジオDJのピーター・バラカン氏が展覧会の魅力をトークイベント形式で紹介し、併せて、展覧会出展予定の蓄音機によるレコード・コンサートも実施します。
日 時:
2015年5月14日(木) 18:30 – 20:30(18:00より受付開始)
会 場:
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー5階DESIGN HUB内)
主 催:
武蔵野美術大学 美術館・図書館
展覧会情報:
ポピュラー音楽の世紀
中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム
<お問合せ>
武蔵野美術大学 美術館・図書館
美術館広報担当
Tel: 042-342-6003
Fax: 042-342-6451
E-mail: prmsm@musabi.ac.jp
http://mauml.musabi.ac.jp/
【Archive】
◯プレスカンファレンス 18:30 – 19:30
ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス(La Niña de los Peines)のレコード音楽から始まった。
スペインのフラメンコ歌手であり、中村とうようが最も愛した楽曲の一つであった。
<館長あいさつ>
現在、武蔵野美術大学美術館・図書館館長の 赤塚祐二 氏のあいさつ。
2011年に開催した「中村とうようコレクション展 -楽器とレコードを中心に-」(※注1)では、中村とうよう 氏が収めた5万点を超えるレコードの初の展示であった。
展覧会「ポピュラー音楽の世紀 -中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム-」(※注2)では、これまでの研究成果を発表するとともに、20世紀のポピュラー音楽の豊かさ、楽しさを知ってほしいという狙いがある。
(※注1)「中村とうようコレクション展 -楽器とレコードを中心に-」詳細ページ
(※注2)「ポピュラー音楽の世紀 -中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム-」詳細ページ
<折田育造氏 あいさつ>
本展覧会に甚大なる協力を頂いた、中村とうようコレクションの遺産執行人である 折田育造 氏。
中村とうよう 氏と、かつて東京藝術大学教授を務めた 小泉文夫 氏との交友関係など、生前の魅力を語った。
<田中勝則氏 あいさつ>
本展覧会の企画を担当した、音楽評論家/プロデューサーの 田中勝則 氏。
蓄音機やレコードの解説、中村とうよう 氏の所持していた楽器の修復作業など、現在の進捗を語った。
本展覧会では、約3000点のレコードや楽器約100点、映像数点が展示される予定であり、中には書面関係や、実際に触ることができる展示も考えている。展覧会図録は約200ページほどのものを製作中であり、前回の展覧会よりも大幅に規模を拡大したものとなっている。
また、展覧会初日では、オープニングイベントが行われる予定である。
◎オープニングイベント
日 時:5月25日(月) 16:30 –
場 所:武蔵野美術大学 美術館ホール
ゲスト:小倉エージ
◯レコードコンサート
中村とうようコレクションの一部をコンサート形式で紹介。
ブルース、フラメンコ、アラブ音楽、説経節など、多種多様なレコードが厳選された。
合間では、ラジオDJで音楽評論家の ピーター・バラカン 氏と、その楽曲の時代背景や、歌手の人物像、中村とうよう 氏との関係性などが展開されていた。
<主な歌手>
Fred Van Eps、William Thomas “Billy” Murray、Louis Jordan、Sister Rosetta Tharpe、Paul Vaughn Butterfield、Otis Rush、Lightnin’ Hopkins、La Niña de los Peines、Mohammed Abdel Wahab、若松若太夫、美空ひばり、ほか。