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武蔵野美術大学1/M(イチエム)は、多様で多彩な本学の取り組みや教育・研究成果を伝え、
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EVENT

【lecture】Xデザイン学校公開講座「文化とコンテキストとデザインを考える」

デザインのビジョンや戦略、サービスデザインやUXデザインを考慮する上で「コンテキスト」を考慮することが重要です。また、意味のイノベーションに関してもコンテキストという視点で見ていく必要があります。そして組織や地域のビジョンや戦略を検討する上でも、その組織や地域の文化やコンテキストを考慮する必要があります。
今回は文化というコンテキストを題材に、リトアニアのデザイン戦略を担当しているルータ(カウナス工科大学)、意味のイノベーションやイタリアの文化にも詳しい安西さん(モバイルクルーズ)、日本のコンテキストを考慮したデザインとビジョンにアプローチする山崎先生(武蔵野美術大学)の3人の講師の話題提供を受けて、後半には文化とコンテキストに関わる研究もしている本條先生(静岡大学)に参加してもらい、どのようにデザインのアプローチするのか考えてみたいと思います。ここでのヒントは、企業の文化や地域の文化のコンテキストを考慮することにも役に立つと考えています。日 時:2019年10月25日(金)18:30-21:00(開場18:00)場 所:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウンタワー5階(デザインハブ内)主 催:Xデザイン学校、武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ協 力:HCD-Net、日本デザイン学会PD部会申し込み方法:ページ下部のボタンよりお申し込みください。別ページに移動します。

参加費:Xデザイン学校無料、一般4000円

プログラム:
18:30-19:10 「リトアニアの文化とデザイン」ルータ・ヴァルサイティ(カウナス工科大学デザインセンター・ディレクター)
19:10-19:40 「イタリアの文化とデザイン」安西洋之(モバイルクルーズ(株)代表)
19:40-20:10 「日本のデザインのビジョン」山崎和彦(Xデザイン学校/武蔵野美術大学教授)
20:10-21:00 考えるディスカッション
・ルータ・ヴァルサイティ(カウナス工科大学デザインセンター・ディレクター)
・安西洋之(モバイルクルーズ(株)代表)
・本條 晴一郎(静岡大学准教授)
・山崎和彦(Xデザイン学校/武蔵野美術大学教授)

講師プロフィール:ルータ・ヴァルサイティ(カウナス工科大学デザインセンター・ディレクター)
Head of Design Centre at Kaunas University of Technology (KTU). PhD in Design, at Politecnico di Milano. She is a member of Interdisciplinary Studies and Engineering Design Study Program committees at KTU. She has 14 years experience in design field and 4 years in innovation management. Her research is focused on the role of design in the disciplinary changes within the areas of innovation management & social innovation. Previously she was head of Design department at Vilnius Art Academy, Kaunas Faculty. Within a period of 2014-2018 she was a leader of over 17 design innovation projects developed for local SME’s. She is involved in Design and CCI policy related activities in Lithuania: was the leader of Lithuanian Regional Implementation Group at Interreg IVC Incompass Project – Regional Policy improvement for financially sustainable creative incubators units; a member of Lithuanian Smart Specialization workgroup at Lithuanian Ministry of Finance, responsible for the pathfinders of Creative and Inclusive Society priority for 2014-2020; other research and CCI field workgroups of the national level. She is a co-founder of a cultural design project “DesignLibrary Kaunas” at Kaunas University of Technology.

講師プロフィール:安西 洋之(モバイルクルーズ(株)代表)
モバイルクルーズ株式会社代表取締役/De-Tales ltdディレクター。ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップ主宰(https://www.localizationmap.com/)。特に、2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンゲリスト的活動を行い、ローカリゼーションと「意味のイノベーション」の結合を図っている。
書籍に『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。近々、意味のイノベーションとイタリア企業の経営・デザインの関係をテーマとした書籍を発刊。

講師プロフィール:山﨑和彦(Xデザイン学校/ 武蔵野美術大学)
京都工芸繊維大学卒業後、クリナップを経て、日本IBM にてデザイナーとして製品、ソフトウェアからサービスまで多様なデザインとコンサルティングを担当、日本IBM ユーザーエクスペリエンスデザインセンター長(技術理事)、千葉工業大学デザイン科学科/知能メディア工学科教授、2019 年4 月より武蔵野美術大学教授。神戸芸術工科大学博士(芸術工学)号授与。グッドデザイン賞選定委員など歴任。2016 年に株式会社X デザイン研究所設立。代表的な著書は「Experience Vision」、「IBM の思考とデザイン」など著書多数。作品はiF 賞、IDEA 賞など国際的なデザイン賞受賞多数。作品はニューヨーク近代美術館、Pinakothek 現代美術館、銀座松屋デザインギャラリー、AXIS ギャラリーなどで展示。

[注意事項]
■イベントのプログラムは予告なく変更、中止となる場合がございます。また、原則としてご購入いただいたチケットのキャンセル、払い戻しは致しかねます。予めご了承のうえご購入ください。
■お申し込みをされて連絡なしに欠席される方は、次回より参加をお断りする場合がありますので、ご注意ください。

[関連情報]
■Xデザイン学校公開講座「エスノグラフィーとデザインを考える」
日 時:11月8日(金)18:30-

場 所:武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウンタワー5階(デザインハブ内)

詳細はこちら:https://ichiemu.musabi.ac.jp/2019/09/11761

■Xデザイン研究所/ Xデザイン学校のWebサイト:https://www.xdesign-lab.com/

【archive】

Xデザイン学校公開講座「文化とコンテキストとデザインを考える」を開催しました。 はじめに、ルータ・ヴァルサイティ氏(カウナス工科大学デザインセンター・ディレクター)から、リトアニアのデザイン戦略について、ルータ氏の取り組む事例を紹介しながらお話頂きました。 その次に、安西洋之氏(モバイルクルーズ(株)代表)より、ソーシャルイノベーションのためのデザインとは何か、山崎教授(武蔵野美術大学)から異なるユーザーと文化から考えるビジョンデザインについて説明頂きました。 続いて、本條晴一郎氏(静岡大学准教授)の取り組みをご紹介頂いた後、ルータ氏・安西氏・山崎氏・本篠氏の4名によるクロストークの形で、会場から質問を受けました。 デザインを考慮する上での「コンテクスト」を様々な視点から考える機会となりました。







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